有病者(基礎疾患)の歯科治療|花みずきファミリー歯科|蓮田 大型駐車場完備 蓮田駅の歯科医院

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有病者(基礎疾患)の歯科治療

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有病者(基礎疾患)の歯科治療とは

循環器疾患(高血圧症、狭心症、心筋梗塞、心不全、不整脈、心臓弁膜症等)、糖尿病、腎疾患(腎不全、透析等)、肝(肝硬変、肝炎等)疾患、自己免疫疾患(慢性関節リウマチ、SLE、ネフローゼ症候群等)、精神疾患、骨粗鬆症等、様々な基礎疾患をお持ちの方は多いと思われます。その基礎疾患や治療薬により、歯科治療に影響を与えることがあります。
当院では、総合病院勤務での経験を生かし、各科担当医と連携してその基礎疾患に応じた適切な歯科治療を提供していきます。

循環器疾患の歯科治療

循環器疾患の歯科治療

高血圧症の方の歯科治療では、かかりつけ内科で定期的に管理されて落ち着いている場合はそれほど問題にならないと思われます。ただ、血圧が不安定な方や内科で適切なコントロールまで至っていない方に関しては、血圧測定をしながら血圧が上がりにくい処置や薬剤の選択を行います。

循環器疾患の歯科治療

虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)の既往のある方は、発作後6ヶ月間はストレスのかかる歯科処置は控えたほうが良いでしょう。また、血液をサラサラにする薬を内服している場合が多く、お口の中の慢性炎症(歯周病)を抑えて出血傾向を改善させるとともに、歯周病は心筋梗塞にも関与すると言われており、再発予防にも繋がります。
心不全や不整脈の方の歯科治療は、なるべくストレスのかからない治療方法を選択し、場合によってはモニター管理下で治療を進めていきます。また、心臓に負担のかかりにくい薬剤の選択もしていきます。

心臓弁膜症等の感染性心内膜炎のリスクが高い方は、お口の中の感染源除去を徹底することにより、感染性心内膜炎の予防を行っていきます。例えば、虫歯や歯周病の予防が感染源除去に繋がります。定期検診により、虫歯の早期発見と予防をし、歯周病のメンテナンスも行っていきます。また、人工弁を装着されている方も同様、人工弁に細菌が付着しないように(お口の中の細菌が血管を通って人工弁に付着することを防ぐ)虫歯や歯周病予防の徹底が必要となってきます。

糖尿病の歯科治療

糖尿病の歯科治療

糖尿病は歯周病との関連があるといわれています。傷の治りが悪く、感染もしやすい傾向があります。まずは糖尿病のコントロール状態を把握し、歯科治療のプランを立てます。血糖コントロールがついている方は、歯周病の管理を徹底していきます。血糖値が高いままの方は、内科医と相談の上、治療方針を決めていきます。

腎疾患の歯科治療

慢性腎不全や透析を行っている方は、感染しやすい傾向があります。よって、虫歯や歯周病を予防していくことにより、お口の中の腫れ等のトラブルを予防していきます。薬の投与量や投与時間も、その方の腎臓の状態に合わせて決めていきます。また、透析されている方は、動静脈シャントに細菌の付着(お口の中の細菌が血管を通って付着)するのを予防するため、お口の中の感染予防に努める必要があります。

肝疾患の歯科治療

肝機能の状態によっては、出血しやすい傾向があります。また、肝臓に負担のかかりにくい薬剤の選択もいたします。肝機能を把握し治療方針を決定していきます。

自己免疫疾患

慢性関節リウマチやSLE、ネフローゼ症候群等の疾患は、その部位や臓器の機能を考慮するのはもちろんのこと、ステロイドを服用していることが多いため、その副作用の対応が必要になります。ステロイドを服用している方は感染しやすくなっているため、虫歯や歯周病の予防に努めます。また、ステロイドにより骨粗鬆症が誘発されるのを防ぐ目的で骨粗鬆症治療薬を使われることが多く、その中にはビスフォスフォネート製剤やデノスマブという薬剤が使用されることがあります。これらの薬剤には頻度こそ少ないですが、難治性の顎骨壊死(顎の骨の細胞が壊死してしまう)が発症してしまう場合があります。この顎骨壊死の予防においても、お口の中の感染源予防が重要になってくるため、虫歯や歯周病予防を行います。

精神疾患の方

精神疾患での治療薬の中には、アドレナリンを含む局所麻酔薬(歯科で最もよく使用される)を避けたほうが良いものもあります。また、その方の精神疾患の治療状況によってはかかりつけ医と相談の上、歯科治療のペースや治療方法を決定いたします。

骨粗鬆症の方

骨粗鬆症の方

骨粗鬆症の治療薬として、ビスフォスフォネート製剤やデノスマブという薬剤を使用していることがあります。これらは、顎骨壊死(顎の骨の細胞が壊死してしまう)を起こすことが希にあります。このお話をすると、この薬を止めたいという方もいらっしゃいますが、骨折予防としては良い薬だと聞いております。この薬を止めたことにより骨折してしまってはいけないので、骨密度とお口の状況(感染源の多さをふまえて)を考え、整形外科医と相談する必要があるかと思います。これらの薬剤は、抜歯等の外科処置やお口の中の細菌感染により引き起こされる場合があるため、極力外科処置を控え、虫歯や歯周病の予防に努める必要があります。